胃カメラとは
胃カメラ(胃内視鏡検査)は、口または鼻からカメラを挿入し、のど(咽頭)や食道・胃・十二指腸の異常の有無を調べる検査です。検査中の患者様の苦痛を軽減するために、丁寧な内視鏡操作を心がけているとともに、鎮静剤の使用をおすすめしています。これにより苦痛も少なく、より精度の高い検査を行うことが可能です。当クリニックでは、最新の高画質な内視鏡を使用して、鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡検査と、口からカメラを挿入する経口内視鏡検査、どちらも検査可能ですので患者さんのご希望で選択していただけます。
経口内視鏡
口からカメラを挿入します。鼻炎や花粉症、鼻出血を起こしやすい方、鼻腔が湾曲している方は経口内視鏡検査をお勧めしています。
経鼻内視鏡
鼻からカメラを挿入します。カメラの径が細いので、オエっという反射が起こりにくく、経鼻内視鏡検査をした人の95%が、次回も経鼻での内視鏡を希望しています。会話しながら検査ができるほどで、鎮静剤を使用しなくても検査が可能です。
※当院では、胃カメラによる苦痛を軽減するために、鎮静剤を積極的に使っています。不安や心配がある方は、気軽に相談してください。
最新の富士フイルム内視鏡システムを導入
LED光源搭載内視鏡「ELUXEO 7000システム」
画像強調観察BLI/LCI機能に対応
複数の照明の発光強度比を制御して、白色光と短波長狭帯域光を生成し、画像処理を組み合わせて観察に適した画像を作り出すマルチライトテクノロジーを採用した専用スコープを導入し粘膜表層の微細な構造を強調して表示する機能や、わずかな色の違いを強調して表示する機能によって、炎症の診断および早期がんの発見・観察を行えます。
当院の胃カメラの特徴
1.鎮静剤を使い、眠ったままリラックスした状態で受けられます
2.経鼻内視鏡と経口内視鏡を選べます
3.最新鋭の内視鏡システム
当院で導入している内視鏡システム7000は、最新鋭の内視鏡システムで、高出力4LED光源で多彩な観察モードを使用することができ、提供、高度で精密な検査が可能になりました。従来の内視鏡のレーザー制御技術がさらに進化し、粘膜表層の血管や構造を強調させる「BlueLASERImaging(BLI)機能」や、画像の赤色領域のわずかな違いを強調させて表示する画像処理機能「LinkedColorImaging(LCI)」を搭載しており、より精度の高い観察ができるようになりました。病変の早期発見の強い味方です。
4.条件が合えば初診当日の検査も可能
患者さんが最後に食事をした時間や検査枠の空きなど、条件が合えば初診当日の検査も可能です。忙しくて回数を通うのが大変な方やなるべく早く検査を受けたい方はお気軽にご相談ください。
5.ストレッチャーで寝たままリカバリールームへ移動が可能
リカバリールームはプライベートに配慮したつくりになっております。
6.胃カメラと大腸カメラの同日検査が可能
7.土曜日検査も可能
胃カメラの流れ
1前日
夕食は、前日の21時までに済ませて頂き、消化の良い物にしてください。
また、前日からは、アルコールを控えてください。
21時以降でも水分はお取りいただいても問題ありません。
2当日朝
朝は何も食べないようにしてください。検査1時間前までは水やお茶は飲んでも構いません。(牛乳などは摂取しないようにしてください)
夕方胃カメラ検査を受ける方は、早めの朝食を摂っていただき昼食はとらないようにしてください。
朝の内服がある場合は、服用をしないようにしてください。
糖尿病の内服薬やインスリンを使用している方は、当日の朝は内服・使用は中止してください。
検査の20分前までにご来院してください。
3来院後
看護師・技師による問診を行います。
前処置をします(胃の泡を消す薬や鼻・喉の麻酔)
鎮静剤を使用する場合は点滴をとり検査直前に鎮静剤を使用します。
検査は5~10分で終了します。
必要があればピロリ検査・病理検査を行います。
※鎮静剤を使用する場合は、車や自転車・バイクの運転を控えてください。
4検査後
目がすっきり覚めるまで20分程度リカバリー室で休憩していただきます。
覚醒後に検査結果の説明を行います。病理検査を行った場合は結果がでるまで2週間程度かかりますので、2週間後以降で再度外来にて結果のご説明を行います。
飲食は検査の1時間後から可能です。
検査費用
1割負担 | 3割負担 | |
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胃カメラ検査のみ | 約1,200円 | 約3,500円 |
胃カメラ検査+病理組織検査 | 約2,500円 | 約7,500円 |